2016年10月10日月曜日

NEC Lavie 電源部の故障修理

ノートPCが充電できない



見てみると、ACアダプタの接続部が壊れているようだ。


簡単に直せるだろうと思ったが、意外と大変のようだ。


どれぐらい大変(面倒)なんだろうか、というのが分かればと思ってメモ。


機種はNEC Lavie LL550/V



キーボードも外す必要があるので、蝶番のカバー(Lavieの文字の上あたり)を外す


裏側もネジを外していく。
電源部は写真左下。

ファンやCPUクーラーも外す。
写真下部に写っている赤と黒のケーブルの先にACアダプタのコネクタがある。

キーボードを外したところ。
キーボードはネジを外した後、写真右上の位置のレバーをずらすと外れる。
ここに見えているコネクタ類を外していく。

これでやっとACアダプタの接続部が見えるようになる。
○で囲っている部分。金具が曲がってしまったようだ。

コネクタが曲がって外れていた。
何度も挿してズレたせいか、赤ケーブルは半田が取れてしまっていた。

赤ケーブルを半田で取り付け。
もう2度と抜けないように金具を両方から押し当てて、接着剤で固定。
固定してしまったので、もう次は外せない。




どうでしょうか。結構大変です。

コネクタの取り外しには、コツが必要ですので、過去にさわった事がないと戸惑うかもしれません。

コツはだいたい、

  • フックでとまっている
  • 左右から押さえている
  • フィルムを上から押さえている
  • 単にささっている

といった感じです。

慣れてくると見ただけでだいたい分かります。



必要なものは、

  • ドライバーなどの工具として一般的なもの
  • 半田
  • 接着剤
  • 熱収縮チューブ(難燃性のあるもの推奨)
  • CPUグリス

でした。


CPUグリスはCPUを交換したことがあれば馴染みはあると思いますが、CPUの熱をヒートシンクなどに伝えて、冷却効果を得るのに必要です。

グリスが無くても大丈夫かもしれませんが、CPUとヒートシンクの間で熱がうまく伝わらないと、CPUが熱くなりすぎて、熱暴走や最悪壊れたりします。

私は自己責任で塗り直しませんでしたが。


ここまでやるなら、もう諦めたほうがよいかもしれません。


また、赤ケーブルが損傷、あるいは半田がうまくできていない部分があった場合、通電中に電気抵抗が生まれて熱が発生する可能性があります。

最悪は発火する可能性もあるので十分注意が必要です。

修理は事故責任で。




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