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2017年5月20日土曜日

山登りのGPSログをスマホで取得 ★要点まとめ★

スマホでGPSのログをとる方法

(無料)


道迷い事故は、当たり前だが帰り道で起きる。

同じところに帰るつもりなら、少なくとも来た道を引き返せば帰れるハズである。


昔から山登りではどこを通ってきたか分かるように、木にテープを巻いたり、最悪は枝を折ったりして道しるべをつけてきたと思う。

今はそれに代わってスマホで自分の軌跡をトレースしたり、現在地を確認したりするのがスマートだろう。(電源断や故障の可能性があるので過信は禁物だが)


そこでスマホでログを取ることをお勧めする。後で振り返るのにも役立つ。


アンドロイドの方法について記載する。


注意点

  • 事前にちゃんと動くか試してから使うこと。
  • GPSでログをとるので普段よりバッテリーの持ちが悪くなるため、例えば機内モードにしておくと良い。(当然電話はできないが)
  • 山では電波が届かず地図が見れないことが多いので、地図は事前に読み込んでおく。少し広範囲に読み込んでおくことで、ルートから外れても捕捉しやすい。
  • 事前に取り込み可能な地図と、そうでない地図がある。キャッシュ可能な地図で読み込む必要がある。

入れるアプリ

  地図ロイド

  山旅ロガー

 

ログの取り方


※GPS機能をONにしておく必要があります。


山旅ロガーを起動



「測定開始」を押す


  (測定中は設定された時間間隔でログが保存される)

山旅ロガーを起動する

「測定終了」を押す


これでログが保存された。


ログの確認の仕方



山旅ロガーを起動する



「測定結果の一覧を表示」を押す



ログを取った日付が一覧で表示されているので、該当のログの「機能」を押す



「地図ロイド」を選択する



すると、地図ロイドが起動し、ログが表示される。





ログの確認の仕方2


地図ロイドにデータを送って確認する方法。



「機能」を押した後、
「共有・出力(GPX/KML)」を押す




「GPX」を選択して「共有」を押す



「地図ロイド」を選択する



地図ロイドの機能から「トラックログ」を選択する



トラックログの一覧から先ほどのログを選択する
(選択中は稲妻マークがピンクになる)



スマホの戻るボタンを押すと、地図ロイド上にログが表示されている。





2016年10月10日月曜日

曇らないゴーグル(プレミアムアンチフォグ)

PREMIUM ANTI FOG は、良い。


だいたい「曇り止め効果がある」と書いてあっても曇る。

今まで諦めていたが、これは曇らないのでよい。



PREMIUM ANTI FOG




ゴーグルにもマークが付いてる



もう2~3ヵ月使っているが、メンテナンスフリー。


おかげで曇り止めを塗らなくてもよくなった。




最近買ったものの中ではとても満足している。

ジャグジーで温まってプールに入ると流石に曇る。でも、それくらいしなければ曇らない。


これはスキーやボードなんかのウインタースポーツ用にも出してくれないかな、と思ってたら既に出ていた。





2016年6月11日土曜日

山の食事に必要なもの

山の食事に必要なもの



昼飯


だいたいは行動食(レーション)で済ます。

非常食にもなるので、あまりパサパサしたものは適さない。

小まめに補給できるものが望ましい。

軽くてエネルギーを生み出せるものがよい。



・ウイダーinゼリー

・朝バナナ、朝マンゴー(ミニッツメイド)

とかでよい。

ただ、水分が多めなので少し重い。



チョコレート、飴も良い。

糖分が多いと回復が早い。ただ溶けるので季節によっては注意。



最近特によかったのは井村屋の「チョコえいようかん」



チョコなのに溶ける心配がない(最初から溶けている?)

軽い、おいしい、パサパサしていない。これはよい。


「スポーツようかん」というものも売られているが、「チョコえいようかん」は捨てがたい。




低体温症で亡くなる原因の1つはエネルギー切れなので、非常食は重要。

遭難して非常食が無い時は水が確保できる場所で留まるしかないと思う。

夕飯


夜食べることはまずなく、だいたい夕方に食べる。本当に夕飯。


自炊なら次のものを用意する。

ガスバーナー


定番のPRIMUS P-153
フェムトよりは重いがこれでも十分に軽く小さい。
火が1点集中ではなく、ゴトクが風よけになるのもよい。


コッヘル


PRIMUS P-731722 ライテックトレックケトル&パン
フライパンは使わない場合は、蓋でも十分。

ガスバーナー、ガスなどはコッヘルの中に入れると収まりがよい。
取っ手をたたんだ状態で少し金具が角張るのが気になる。



箸かスプーンなど好みで


箸は折りたためるものがよいが、値段が高いか、洗いにくそうなものが多い。
ただ、ザックの中では意外と箸のでっぱりは邪魔になる。
この点、シリコン製のスプーンのほうが優れている気がするが、スプーンだと食べづらい気がする。


まな板


なんの変哲もない「まな板」
ザックの中で干渉しないような丸みのあるものがよい。

まな板がないと不安定で落ち着かない。
雪の上だと底が沈む。
ロウソクをテントにそのまま置くのは憚られる。


食材、水



だいたい以下のようなものを必要な量だけ持って行っている。


水は現地調達できるなら多くは要らない。一番重い。


ラーメン、餅、レーション、コーヒー

ラーメン、餅、カレー、パスタ、レーション


ポイントは餅。安い。小さい。最初から小分けされている。

アルファ米は値段が高いので1食の合計が600円くらいになってしまうのでは。


ただ、カレーを餅で食べていると、やはり「ご飯がいいなぁ」とは思う。


カップラーメンと餅の相性は悪くない。
スープは捨てられないので飲む。
このため、そばやうどん系のほうがよい、と思う。

食器


食器があるのが一番よいが、嵩張るのでカップラーメンのカップをそのまま使ってしまう。


レトルトカレーはコッヘルにお湯を張り、温まったらカップに注ぐ。

餅も一緒に温めておけば、合わせてカップの中に入れて食べれる。

すると、カレーライスならぬ、カレー餅になる。




これぐらい食べるとだいたいお腹はいっぱいになる。

最後にスープやコーヒーを飲んでおしまい。


カップは翌朝も食器として代用するので軽く拭いておく。


汚れてもよい布

だいたい汚すと思うので、用意しておく。


ライト

ヘッドライトを使う。ろうそくでもよい。




なお、テント泊ではずっと座った姿勢のままなので、腰が伸ばせずに痛くなる。

できれば背もたれがあったほうがよい。


朝飯


またカップを使う。(食器でもだいたい同じ工程だが)

違う味のカレー餅を食うか、パスタなどを食べる。


カップラーメンの詰め替え(リフィル)を使ってもよい。

リフィルは嵩張らずに良いのだが、スポッと出てこないので、押し出したりしていると、周りに粉末が飛び散ったりする難点がある。最近はあまり買おうと思わなくなった。


コーヒー

山頂に着いたら飲もうと、日帰りであってもバーナーやマグカップを持っていくのだが、山頂で飲める時は少ない。


主な理由は以下の通り。

・混んでいて飲める雰囲気ではない

・そもそも山頂が広くない

・風が強く、一刻も早く降りたい

・天気が悪く、景観が望めない

・思ったより遅く着いてしまい時間がない


雑誌などの写真で見るような山頂をイメージして行っても、実際に条件に恵まれることは少ないのかもしれない。

山頂よりも少し下の景観が望める場所で休憩するのが良いと思われる。


コーヒーはインスタントでも十分おいしく感じられる。こだわる人は別だが。

特に下界では「甘くてちょっと」と思っているようなコーヒーでもおいしく感じられる。
逆に少し甘いほうがよいかもしれない。














2016年6月5日日曜日

白馬大雪渓 反省会 2016 GW

白馬大雪渓 反省会 2016 GW


今回もいろいろあった。

次の山行に備えて反省会。


1.登り7時間。体力が必要。


標高差が意外とある


コースタイムは6時間ぐらいだが、健脚でもなく、休みも多めなので7時間かかった。


標高差は白馬山荘までで1600m。

これは富士山の5合目から頂上に登るよりもきつい。


猿倉荘 1232m

白馬山荘 2824m


山旅ロガーのログを地図ロイドで表示。

ほぼ7時間かかっている。



ピッケルよりはストックのほうが楽


普段はダブルストックで登るが今回は最初からピッケルを使った。

これも足に負担がくる要因だったかもしれない。


縦走用ピッケル
ブラックダイアモンド レイブンプロ 55cm
グリップにテニス用の滑り止めを巻いている。下のほうは捲れあがった。
ブレードは普段持つところなので冷たくないようにテープを巻く。これもテニス用。
リーシュはモンベル。腕に通したり肩掛けが出来てよい。


足が重い。冬靴に12本爪アイゼンの装着。


冬は靴も重いしアイゼンの重さも合わさると脚上げの負担は大きい。

雪道では雪の高さ分、余計に脚上げも必要なので、足の付け根が痛くなってしまった。



冬靴はノースフェースのVerto S6K(片足905g)
アイゼンはブラックダイアモンドのセラックプロ(片足445g)
ワンタッチモデルは装着し易いし、安心感があってよい。


片足に約1,350gの重りをつけて、7時間かけて歩くのは大変。

(健脚の人から見れば何を言っているのか分からないだろうが)


6本爪アイゼンでもよかったかもしれない。
軽いメリットがある。逆につま先が滑るデメリットもある。


2.ゴンドラが強風で動かない。山以外の予定も準備しておく。


木曽駒ヶ岳で大雨に遭ったときもそうだったが、関東から数時間かけて遠征してきた訳で、天候不良だからといって何もせずに帰る訳にはいかない。

今回はゴンドラが動かないだけで他の山に登ることは可能だったが、天候に左右されないような別の遊びも準備しておくべきだと思う。

穏やかに見えるが、上のほうは14m/sくらい吹いていそう。
麓でも時折、強めの風が吹いていた。


とは言え、山あいにアウトドア以外のレジャーがある気はあまりしないが。

釣りはよいかもしれない。雨でも釣れる。




3.尻セードは意外と危ない。


尻セードは登山パンツのまま滑ってもよいのだが、ウェアのダメージは大きい。

色も褪せてしまうし、撥水効果もなくなってしまう。


今回、尻セードをするつもりはなかったのだが、予てから緊急の際には「まな板」が使えるのではないかと思っていたので、今回試すことにした。


これは在りし日の「まな板」の雄姿。
正しい使い方をされていた。


勾配に緩急があるが、結構スピードが出る。


アイゼンを引っ掛けて足を骨折した人もいるらしい。

もともとアイゼンは止めるためのものなので引っ掛かるのは当然だが、実際に危ない。


白馬大雪渓は巨大な滑り台のようなもの。
尻セードをしていると滑落と間違われそう。
(滑落するほどの急斜面ではないと思う)


順調に距離を稼いでいると雪の中に隠れていた落石にヒット。

尾てい骨を強打した。頭のてっぺんまで衝撃があった。


幸いウェアは破れなかったが「まな板」は大破。




大破した「まな板」。これも100均。
リーシュを着けてないと「まな板」が勝手に滑って行ってしまうので危ない。
シュールで面白そうだが、きっと笑えない。

この衝撃でよく無事に帰ってこれた。
2週間くらい痛みが取れなかったが。



おそらく骨にヒビは入っていないと思うが、危なく行動不能になるところだった。

落石のあるところでの尻セードは注意が必要。


「まな板」に限らず、プラスチック製のものは同じような結果になるはずなので気をつけたい。


次はこれでやろう。
これが大破したら諦めよう。




4.汗で濡れて服が冷たい。


汗で濡れたウェアがお腹の辺りで身体から離れていてとても冷たくなっていた。

身体で着乾わすなんてことをしたら逆にお腹が冷えてしまう。


しかしここまで気が付かないとは。

初めてファイントラックのフラッ・・、スキンメッシュが役に立った。

夏に使ったときは不要だと思ったが、冬は良いかもしれない。


この後は、スキンメッシュとウェアの間に吸水性の高いタオルを巻いてお腹の冷えを防ぐとともに汗を吸収するようにした。

ウェアは身体にピッタリ張り付くぐらいのものが良いかもしれない。



5.渡渉がある。


冬山で渡渉があるとは思わなかった。

といっても幅は距離にして4mくらいだろうか。


意外としっかり流れている。

この石の上を飛び飛びに歩けばあまり濡れないのだが、滑ったり転んだりすると大変なことになる。

水深が10cmくらいあるので、川底を歩くと堰き止められた水が足にあたり、もう少し高い位置まで水が上がる。

くるぶしの辺りまでしかないブーツだと濡れてしまうと思う。


6.無謀な計画は慎む。山荘で泊まるお金は持っていく。


猿倉を04:00に出れば6時間で山頂、上手くいけば稜線を歩いて白馬大池、栂池まで行けるのではないか。とか、無謀な計画を立てない。


前日夜、ガストで作戦を練る。
栂池から猿渡へはバスを乗り継げば行けそうだった。
しかし、ロープウェイ乗り場まで営業時間内に辿り着くのは難しい。



山荘を利用する予定が無くても宿泊費くらいは持っていくこと。

下山者に声をかけたところ、前日の強風で山荘で足止めをくらっていたとのこと。

そうすると、2日分くらいは持っていたほうが良いかもしれない。



考えてみれば紙幣の重さなんか微々たるものなので、テントを担いでいくよりも1万円握っていったほうがどんなに楽かと思う。


しかし、山荘が快適かというと、そうでもない。

富士山では上下は狭くて足は伸ばせないし、左右は布団半分の大きさにみんなで寝るスタイル。

雲取山では5,6人のグループと一緒になってしまい、なかなか眠れなかった。

山まで来て人に気を遣うのは何か違和感がある。




7.時と場合でピーボトルも必要。


登り始めにトイレに行っておけば、だいたい後はトイレを気にすることなく目的地まで行けていたので、あまりトイレを気にすることはなかった。

場合によってはその辺でしてもよいだろう(環境には気を付ける必要があるので、登山道から外れて、植物の無い辺りがよいのだろうか)。


今回は全く別のケースでピーボトルが必要となった。

夜駐車場に着くと、車が40台くらい泊まっていて、おそらく中で就寝している。

ヘッドライトを点けてその辺で音を立てながら用を足すのは難しい状況だった。

こんな事もあるのかと思い、これからは持っていくことを決めた。

100均で安く買えるヤツで良いのではないか。
何も入れなければ重くもないので苦にならないだろう。




8.腕時計を忘れた。


スマホで時間を確認するのは不便だった。

コンパスは予備のコンパスは持っていたから良かった。


予備のコンパス。
今回も役には立たなかったが、これを持たずに道に迷うと大バッシングを食らう。
実際、方角は大事。
精神的支柱。



番外編:良かった点


1.地図の準備


今回も山岳ロガーと地図ロイドを使った。

白馬大雪渓で道に迷うことはないと思うが、白馬乗鞍岳ではハイマツに行く手を遮られ、ハイマツ伝いに歩いていると、距離、方角がよく分からなくなった経験がある。

そんなときに、地図でトレースできるのは大きい。


GPSログでルートが分かる


事前に地図をキャッシュしておくことで、通信ができないときでも地図の表示が可能。

山に行くときはその山域の周囲をキャッシュに取り込んでおくのがよい。


その他、スマホに地図を入れておくのも便利。

普段はパワーポイントに地図、ルート、時間、その他温泉とかいろいろな情報をまとめて入れておくようにしている。

スマホのバッテリーを節約するために通信が不要なときはフライトモードにしておくのがよい。


2.行動食、レーション


ゼリー状の朝バナナ、朝マンゴーがおいしいのでよく持っていく。

基本的に水分がないパサパサしたものは山食には向かない。

これは遭難などして水が尽きた時にカロリーメイトを食べるのが辛いといった事から想像できる。


今回は井村屋の「チョコえいようかん」がとても良かった。

やはりチョコはすごい。
食べた瞬間に元気になるのは「大量の糖分がきた」と脳が反応しているからだろうか。



3年も保つので保存食としても使える。



スニッカーズも好きだが、やはりべた付くのが気になる。
えいようかんは最初からべた付いているので気にならない、という意外。



3.日焼け止め対策


地味に問題になるのが日焼けだと思う。

普段は顔・体に使える日焼け止めクリームとリップクリームを準備している。



べた付かないで汗にも強い。
サラフィットUV。
顔、身体に使えて厚塗りしても白くならない。
しかも油っぽさもない。
まさに今のところ最強に使える日焼け止め。


また、雪目対策にサングラスが必要である。

サングラスは正面だけではなく、サイドからの日差しも防げるようなタイプがよい。

加えて悪天候時に備えてゴーグルも持っていたほうがよい。


2016年5月5日木曜日

BlackDiamondセラックプロと靴(VertoS6K)との相性

BlackDiamondのアイゼン(セラックプロ)との相性


 アイゼンと靴は相性が重要


アイゼンは着け方によって3タイプに分かれる。

ワンタッチタイプは装着が簡単だが、靴の前後にアイゼンを引っ掛ける溝(コパ)が必要で、靴との相性も一番シビアになる。


アイゼンは必要な時にサッと履けたほうがよいので、ワンタッチタイプがおすすめと言える。


もし冬靴を先に買うのであれば、少し値段が上がるかもしれないが、前後にコパがあるものを買っておいたほうがよい。

靴を買うときにアイゼンも一緒に買えば、お店でフィットするものを選んでもらえる。



今回はフィッティングもせずバラバラに買ったが、意外と相性がよかったので参考までに情報提供。


ブーツとアイゼン

 ブーツ

ノースフェイス Verto S6K USA9(27.0cm)


普段は26.5なので27.0だと小さいと思ったが、1日履いていると遊びが出てきた。これもコスパは良いと思う。


 アイゼン



ブラックダイアモンド セラック プロタイプ(ワンタッチタイプ)



アイゼンと言えばグリベルが気になるが、2万くらいするのは高すぎる。
円高のころはもっと安かったと聞いたが。
ブラックダイアモンドはグリベルより値引きされていて、更にお買い得な気がする。

装着した状態




少しかかとが浮いているかもしれないが
問題は感じられない。

ピタリ




キレイに嵌ってると思います



どうでしょうか。

素人目には問題なく見えますが。