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2023年5月1日月曜日

雨飾山登山 2023 4月末

雨飾山登山 2023 4月末


概要

  • 2023年4月末に雨飾高原から日帰り登山
  • 残雪期だがGW前の平日でトレース乏しく思ったより時間がかかった
  • 後半は雪がシャーベット状になりアイゼンが効かない
  • 結局往復10時間くらい。8時間程度の予想より大幅に遅れた。
    • 08:30 雨飾高原 駐車場
    • 14:10 雨飾山 山頂
    • 19:30 雨飾高原 駐車場
  • 日没は19:00頃だが谷合は暗くなるのが2時間くらい早い。
  • ライトは準備必要、最悪ビバークできる準備も必要。と敢えて思うのはこの山、結構大変だったんですけど。久しぶりだったからか、何なのか。
  • ピッケルは持つだろうがストックをほぼ使っていた。

違う尾根を降りるところだった。
最悪死ぬわ。


ポイント

  • ブナ林は目印(ペンキやトレース)がないと迷いやすい。探しながら歩くのは時間がかかる。地図アプリは有効だった(YAMAPを使ったが、ヤマレコや地図ロイドもよいと思う)。
  • 残雪期なので踏み抜きは注意(普通レベル)
  • 斜面を横切ることが多いがアイゼンの下に雪がくっついた状態だと効かないし、シャーベット状の雪でも効かない。結構滑ったし転んだ。危険なところは慎重に、後は滑っても1m程度で大した距離を落ちることはない、はず。アイゼンはBlackDiamondだがそろそろ定評のあるGrivelに変えた方がよさそう(底の柔らかい黄色いゴムが雪を付きにくくしてる)。
  • 雨飾高原キャンプ場までは車で行けなかった。雨飾高原から雨飾高原キャンプ場まで1時間くらい歩く。(そんなに歩いた記憶がなかったので帰りは半信半疑で夜道をヘッドライトで照らしながら歩いた。車を降りた時から山旅ロガーをセットしていたので、そのログが無ければ結構気持ち的には厳しかった)
  • 迷ったら戻る(登る)


山行記録(読まなくてよい)



雨飾荘の横の路上に駐車場がある。10台以下ぐらいか。

雨飾高原~雨飾高原キャンプ場
1時間くらい歩く。
T字路で右に曲がるので注意。

キャンプ場が見えてくる

この案内看板を左手に、右下へと降りていく。
少し奥の降りやすいところから降りる。

川沿いを歩く。

登山道入り口は行き過ぎて気が付いた。
鳥の鳴き声がさっきまでと変わって「珍しく来たね」って感じで鳴いてるから「平日だからね」ぐらいに思って聞いてたが、行き過ぎてるのだと思い当たった。
やはり鳥は会話してると思う。

登山道入り口。ここを登っていく。
登山口は割と分かり易いのだがちょうど写ってる銀のプレート(2/11)が道の下にも設置されていて、ここに視点が行くと上の登山口に気が付かない。
割とこのせいで見落としがちなのではなかろうか。
自分はそうして行き過ぎた。

登り始めは割と高度を稼ぐようで、そのあとブナ林に入り横へと巻いていく。

こんな感じでトレースかペンキを追う。
実際方角が合ってればどこを通ってもさほど変わらないのだろうが、そういうのが初心者には困る。というのも結構遠くまで行ってペンキが見つからないと戻らねばならず、戻ってもやはり見当たらないともう行く気が失せる。

ブナ林が終わると谷に降りて次の尾根筋に向かう。

右に膨らんだ軌跡は帰りのルート。人のトレースを辿ったのだが、右奥は夏道をトレースしてたようだ。雪で覆われているとどこでも通れるが、その先でハイマツなどで邪魔されることがある。雪道でもちゃんとしたルートを通らないと行った先で詰むので怖い。
右下のトレースの膨らみは間違いだろう。

12:00 まだここ。

GoogleEarthだとこんな感じ

実際の写真だとこんな感じ。谷と尾根にはもっと標高差がありそうだが実際はさほどない。谷に雪が堆積していて標高差を感じないのだろうか。それともGoogleEarth(とか)は標高差を少し極端に見せる処理をしてるのだろうか。カシミールにはそんな設定があった。極端に見せないと確かに地形差は分かりにくい。



尾根筋を登っていく。尾根が切り立ったところは道が明確。
なだらかだと分かりにくい。図のちょうど奥は明確だが手前は不明瞭。
下りで道を誤るとぜんぜん違うところに行ってしまう。
山に登らない人にはなぜ尾根で迷うのかわからないと思う。


これは帰りに道を誤ったときの図を上からみたところ。誤りに気が付いたがこのまま進んで50m以内で元の道に合流できるかも、ぐらいに考えていたが、こうしてみるとぜんぜんそんな事無いと分かる。なお傾斜が急過ぎて引き返している。

道迷いを横から見たところ。
結構大胆に間違っているが「間違ってる可能性を感じながら正しいのか確認している」感じ。誤りと分かってからはこのまま降りれるか逡巡したが「ピッケルをリュックから出したいが体の向きを変えられずに立ち往生で終わり」。やり直し→「最初からピッケルを出す」→「傾斜が急過ぎるが横に逃げ道はないし今から登り返すには遅すぎる。このまま夜を迎えるのか」ということでどの道死にかけそうで、冷静になって道を戻ってよかったと思う。

落ちたらこのどこかで発見されるのか。自戒。
(赤線で引いたら生々しすぎた)

谷底から見るとこんな感じ。
それはさておき、
13:40 笹平

ピークで休憩してる時間もないので荷物はデポ。
身軽になったらアイゼンが効きにくくなった。

14:10 雨飾山 山頂
急いで帰る。

で、書いたような道迷いがあり数回滑り転びようやく帰ってきた。
課題:下りで横向きのときアイゼンの外側のエッジが効かない。難しい。

今日は(舐めていたので)ゼリー食2つで行動してたがキャンプ場を越えて駐車場に着くまで持たずエネルギー切れ。
ちょうどよい道路の雪の切れ目でカップラーメンとコーヒーで休憩。
この後ヘッドライトを点けてで駐車場まで。
食事しなければギリギリ日が沈む前に着いたと思うが。


全体イメージ。
左から回った方がEasyでは?という気もするがおそらく第2ピークまでしか行けないのだろう。





2021年8月9日月曜日

大雪山、十勝岳、トムラウシ

大雪山、十勝岳、トムラウシ(2020年9月)


概要

旭川空港を利用して大雪山、十勝岳、トムラウシを登る。

飛行機の予約、宿の予約、レンタカーなどの事前に決めることと、天候など直前までわからない事、加えて理想的には縦走したいが個別に登るかなどの計画の迷いがあり相当悩む。直前まで悩んだが縦走は止めて個別に登ることにした。

ポイント

  • ザックは55ℓ。縦走なら85ℓを考えていた。荷物を減らすためストックはあきらめた。
  • 水の煮沸が必要だと考えバーナーを用意したが空港でガス容器を取り上げられた。いま考えれば当たり前だが悩みすぎて考えが回ってなかった。縦走の計画だったらガス缶を探すところから始めることになるところだった。
  • 出来れば3山、最悪でもトムラウシだけでも登りたいと思ったが、天候が持つことを祈って飛行機移動の1日目に大雪山、2日目に十勝岳、3日目にトムラウシとした。天候によっては十勝岳を諦める必要があった。
  • 行程は1日余裕を見て4泊5日とした。
  • 日産ノートが燃費22km/ℓ。北海道だからとは言えe-power地味にすごい。

山行記録

Day1:旭川空港~大雪山

  • 11:50 旭岳ロープウェー姿見駅
  • 13:40 旭岳山頂
  • 15:15 旭岳ロープウェー姿見駅

Day2:十勝岳

  • 09:20 十勝岳望岳台シェルター
  • 12:15 十勝岳山頂
  • 15:15 十勝岳望岳台シェルター

Day3:トムラウシ

  • 06:20 短縮登山道より
  • 12:00 トムラウシ山頂
  • 17:00 短縮登山道へ

Day1(大雪山)

旭川空港から旭岳ロープウェーまでバスで移動する。縦走の荷物だとバス移動とか大変かもしれない。
11:20 旭岳ロープウェー

早速、ガス缶が売っていた。

まだ宿についていないので、ザック以外の荷物をザックに入れる。
帰りにロープウェーからバスへの乗り換えが数分しかなかったが、腕時計を正確に合わせてなく5分くらい余裕があると思ってしまい結局間に合わなかった。ここで1時間以上時間を潰す羽目に。
荷物はロッカーに入れる。


11:50 姿見駅から山頂を目指す

観光地のような山なのでハイキングのような感じで登る。



やや雲が多い。


13:40 旭岳山頂


1000万年前の崩落について


15:15 ロープウェー姿見駅まで戻る。


旭川ではGoToEAT地域版でおもてなしクーポンを配っていた。加盟宿泊店に泊まるともらえるのでお得。しかもGoToTravelで宿も安くなったし、1ヵ月早ければバスも割引されていたハズ。

500円x4枚。旭川駅のショッピングモールで夕飯にすべて豪勢に使う。


Day2(十勝岳)

まず朝からレンタカーを借りる。
どこでレンタカーを借りるかも出発直前まで悩んで飛行機に乗る当日の深夜に縦走を諦めてからレンタカーの予約を始めた結果、オリックスとか全部借りられていたので焦った。日を跨ぐ前に確認したときは空いていたようだったが。。レンタカー.comか何かで手あたり次第調べた結果、日産レンタカーに空きがあり助かる。しかもコンパクトカーが空いていた。良かった。

日産 ノート(?)。
e-powerはモータードライブでエンジンはオルタネート用にしか使わないのが特長。回生制動でバッテリーを充電するためエンジンを使うことも少ない。加速もストレスなく結構よい車。
日産ノート

北海道ではトータル800km走行、燃費は22km/ℓ。これはすごい。
最後は空港近くに返却。朝早くに借りて夕方遅くに返して対応されたご担当者様にはありがとうございました。

800km走ったのは三毛別まで行ったせい。
十勝岳、トムラウシだけならそんなに走らない。




09:20 十勝岳望岳台シェルター到着
ここも観光地ならでは、綺麗な建物。中も広い。

こちらもハイキングコースのような登山。




十勝岳避難小屋




12:15 十勝岳山頂







岩が崩れるのか?





15:15 シェルターまで戻ってきて休憩。

明日はいよいよトムラウシ。

トムラウシに行くには皮肉にも山が邪魔なので、ぐるっと東に回り込む必要がある。今日は旭川を離れて十勝に泊まる(十勝である必要はないが折角なので十勝にした。最寄り駅は帯広。

こちらはGoToEATのキャンペーンはやって無さそう。


Day3(トムラウシ)

トムラウシ短縮登山口に向かう。悪路だが祖母山に比べれば全然マシ。

短縮登山道へ

登山道へ(右)でよいのかな。
短縮登山道と書いておいてほしいが。

左へ

短縮登山口に到着。
小雨が降っていて車もほとんど停まってない。


小雨が降っているが晴れることに期待して登山開始。
上はレインウェア、下は撥水パンツ。ザックカバーは雨がひどくなったら使う予定。
泥だらけになるのでゲイター装着。
後で下もレインウェアに着替える必要が出てきたらもうドロドロなので最悪。。

06:20 登山開始。

泥濘が多い。

幸い、雨は止んだ。上のレインウェアを脱ぐ。汗で内側も湿っていたので大分楽になった。
10:00 前トム平


このハイマツやコケの一帯で道が分からなくなる。複数道がありそうだが。
全然人も居ないのでしばらく正しい道を探す。
もうこの辺りは別世界のような光景が広がる。
日本ではないというより日常にないというか、動物や神とかそんな人と無縁な世界に感じられる。生きていけないというより、熊に襲われて死んでも自然の摂理なのでしょうがないといった感じ。

正解は左手に向かって進み降りていくので合っていた。
ちょうど下の方からこちらに向かっている登山者が小さく見えた。
黄色いウエアの女性だった。いったい何時に登り始めたのだろうか。

こっちが見える方に降りていくので正解。
この後の岩場でも迷ったが、左下に降りる道があった。
ちょうどそのころ、黄色のウェアとすれ違い、道が分かった。


10:40 トムラウシ公園
平地になるので少し落ち着ける。

11:30 携帯トイレブースの案内。
携帯トイレを使うときの仕切りがある、というだけだと思う。

やっと山頂へ到着。結構大変な距離だった。
12:00 トムラウシ山頂

折角だからしばらく景色を眺める。先に到着していた登山者が2名いた。
途中ですれ違った人とこの2人、合計3人しか会わなかった。
この後、奇跡的にというか、晴れる!

誰かがラピュタのようだと言ったが本当に雲の上の別世界だった。写真じゃわからないが、霞んだ空気のせいなのか、何かが違う。
晴れたおかげで周りがよく見渡せた。





帰路につく。

リスがいた。

動物の世界


ガレ場


どこに熊がいても不思議ではない


17:00 登山口まで戻ってきた

駐車場でゲイターを洗ったりしていたら、ベンツSLが現れた。
このドロドロで水たまりだらけでぐわんぐわん車が傾くような悪路をベンツで来るのか。しかもデカい。
女性が1人降りてきて登山道を覗いたりしてるので、山頂で会った2人の迎えに来たのならまだであることを伝えようと思ったが、明日登るので下見に来たのだそうで、下見に来ることにも驚く。北海道は広い。


今日はまた、旭川に宿泊。
2,000円のおもてなしクーポンはお得。
明日、ラーメン博物館でたくさんラーメンを食べよう!



Day4(おまけ:三毛別)

1日余裕を見ていたので、せっかくだから三毛別に向かう。
今日の予定は三毛別から旭川動物園、そしてラーメン村だったが、動物園は最終入場時間までに間に合わなかった。

まず苫前町郷土資料館へ。

熊の剥製。

三毛別の熊を倒した時の写真。

資料館から更に30分くらい車で移動。
三毛別の現場へ。
案内図を見るといろいろ見どころがありそうな気がするが、気がするだけ。

よくみんなが上げているヤツ。
しかし、何故か折角だから見に来てしまう。

意味もなく、留萌の道の駅に立ち寄る。

そんなことをしていたため動物園に間に合わなくなる。。


Day4(おまけ:旭川ラーメン村)


旭川ラーメン村でラーメンをたくさん食べるぞ!と思っていたが、そもそも1杯食べれば満足なところ、何故2杯も食べようと思ってしまったのか。。
青葉や山頭火は有名なので折角だから食べたことのないラーメンを食べることにした。





これはしょっぱかったな。