谷川岳 反省会
登山は比較的順調だった。
いくつか気になった点があるので、書き留めておく。
ウェア
大量に汗をかいたため、Tシャツが絞れるほどだった。
実際、5回くらいは絞ったが、洗濯後のように汗がしたたり落ちた。
なぜ今回大量に汗をかいたのか考えたが、次のような点によると思う。
- 普段はコースタイムの1.2~1.5倍かかっているところ、今回はほぼコースタイムと同じだった。
- 標高があがっても、あまり気温が下がらなかった。
- 休憩をほとんどとらなかった。
Tシャツの水滴は知らぬ間にズボンに流れ込み、ズボンも水をかぶったように濡れてしまった。ただ、こちらは全体が濡れた訳ではなかったためか、吸水、速乾が機能して早々に乾いた。
問題はTシャツで、こちらも吸水、速乾を謳ってはいるが、次から次へと汗をかくせいか、まったく乾くことはなかった。
これで風が強かったら、汗冷えを起こしたに違いない。
ウェアの機能如何でなんとかなるレベルを超えてしまうとどうしようもないので、必ずアンダーウェアの着替えは持っておくべきだと感じた。
水分補給
大量に汗をかいたため、水分補給もいつも以上に必要だった。
普段は1000ml程度の水分補給で十分であったが、今回は、
- ポカリスエット 500ml
- アクエリアス 350ml
- 水(ペット) 350ml
- 水(プラティパス) 700ml
プラティパスにはあと1000ml程度残っていたが、もともと食事用に多めに持ってきていたので、ちょうど良いぐらいで済んだ。
汗をかくことによる体力の消耗や、水分補給の問題を考慮して、今後はコースタイムに捉われずに自分のペースで登頂することを心がける必要がありそうだ。
ザックカバー
バーグハウスのオレンジの物を使っている。目立つ色のほうが、緊急の際に役立つと思ったためだ。
しかし実際に使ってみたところ、気のせいかハチに何回も追尾された。
黒もハチを刺激すると言うが、花に近い色もよくないかもしれない。
天神尾根
西黒尾根は急で、岩は滑りやすく、難易度は高いという評価だが、天神尾根もひけをとらないと感じた。
もっと楽な登山道だと想像していたせいかもしれないが。
子供連れでいくなら、親もそれなりに苦労することを覚悟する必要がある。
少なくとも中学生以上でないと危険だと思った。
ルート
普段は地図を何度も見て記憶し、スマホにも入れて、やや不安にかられながら登るのだが、今回はほとんど気にする必要がなかった。
理由は登山口を土合と決めていたためと、迷うほどに登山道がないせいである。
雲取山などは、捲道や分岐、合流も多かった気がする。迷いこそしないものの、分岐のたびに悩みはした記憶がある。
谷川岳の登山道が少ないのは迷いづらくてよいのだが、逆に言えばエスケープルートもないので、ただひたすら同じルートを登る、あるいは下る必要がある。
どこの山でも足にトラブルを抱えると厳しいが、谷川岳の岩場も30~50cm程の段差が連続したりするので、転倒や捻挫には特に気をつけたい。
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