テント泊の朝は結露で大変なことに
テントを張ってシュラフで寝ると朝には結露でびっしょり濡れてしまう。
別に下山するだけなら良いのだが、今日も登って、戻ってきてテント泊というと、どうしても干しておきたい。
また冷たいシュラフを使うのか。しかも寝る前から冷たい。
それにも増して、生乾きだといやなニオイがついてしまう、かもしれない。
これは避けたい。
正直、冷たいのはまだ許せる。
ダウンで生乾きのニオイなど着いたら二度と取れないのではないか、と不安だ。
そうなると、おちおちと登っている場合ではない。
では、登っている間に干せばよいではないかとなるが、干せるかというと実は干せない。
なぜなら、不在のときにテントが風で飛ばされるとマズイので、テントは畳んでおくからである。
当然、シュラフも通気性の悪いテントの中で濡れた状態で蒸らされるわけである。
このように、結露対策はとても重要な問題である。
特に冬は外気が冷たい分、結露が顕著である。
真ん中にあるのが我が家(テント)
風を避けるためにハイマツ帯の近くに設営。
テントは雪の上。
水源の上のようなもので、当然湿度も高い。
分かりづらいが内側には水滴がたくさん。
このテントは前後が換気用にメッシュになっているのだが。
結露して凍って落ちた氷
水滴びっしり。
シュラフを干すところなんて無い。
部屋の湿度と結露。
果たして湿気は上に行くのか下に行くのか。
自宅でダウンシュラフを保管する際にもやはり、湿気は気になる。
では、シュラフを押し入れで保管するとして、当然湿気が少ないところにしたいのだが、はたして上に保管するべきか、下に保管するべきか。
感覚的には湿気は下に降りてくるので、保管するなら上である。
山小屋の写真
下の方が湿気が高そう。
ちなみにこの布団は湿気を含んでとても「冷たい」
しかし気になったので少し調べてみた。
google:「湿気 上 下」。
すると乾いた空気は重いので下に行く、湿気は上に行くという意見が出てきた。
しかも熱弁している。
湿気が上に行くのは置いといて、乾いた空気が重いというのが気になる。
よく読むと、どうも次のような事を言いたいらしい。
「湿気を含んだ空気から湿気を取り除いて、これを「空気」として比べると、湿気が多いほうが取り除かれた分が多いので軽くなり、湿気が少ないほうが重くなる。
故に、乾いた空気が重い。 え?。
これは本気で言ってるのか。詭弁でなのか。
まあ、いいです。。
部屋の上下を湿度計で測れば結論が出そうだけど、ちょうどよい湿度計が無いので今は分かりません。確たる証拠が欲しいところだけど。
とりあえず推測することにします。
まず、部屋の空気中の水分保有量は同じとします。例えば湿度50%くらい。
部屋の温度は上も下も同じです。
このとき、湿気は上も下も同じでしょう。
では、暖かい空気は上に行き、冷たい空気は下に行くという一般常識の事象が起きて、部屋の上下で温度変化があった場合はどうなるか。
おそらく、空気中の水分保有量は部屋の上でも下でも変わらないでしょう。
しかし、湿度はどうなるか。
部屋の下の温度は低いので、水分は空気中に多く溶け込めません。
更に温度が低い場合は、結露して壁に水滴として現れます。
このときの湿度は100%です。
つまり、温度が低いと湿度はだんだんと高くなっていく訳です。
逆に部屋の上の方は温度が高いので湿度は下がるはずです。
ということは、部屋の上の方が(温度が高いので)湿度が低い。と言えますよね。
私はシュラフを上に保管することにします。
水分量は上でも下でも変わらないでしょうけど。
※文中の「湿度」は普段の会話でよく使う湿度と同じで、相対湿度の意味です。
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