大雪山、十勝岳、トムラウシ(2020年9月)
概要
旭川空港を利用して大雪山、十勝岳、トムラウシを登る。
飛行機の予約、宿の予約、レンタカーなどの事前に決めることと、天候など直前までわからない事、加えて理想的には縦走したいが個別に登るかなどの計画の迷いがあり相当悩む。直前まで悩んだが縦走は止めて個別に登ることにした。
ポイント
- ザックは55ℓ。縦走なら85ℓを考えていた。荷物を減らすためストックはあきらめた。
- 水の煮沸が必要だと考えバーナーを用意したが空港でガス容器を取り上げられた。いま考えれば当たり前だが悩みすぎて考えが回ってなかった。縦走の計画だったらガス缶を探すところから始めることになるところだった。
- 出来れば3山、最悪でもトムラウシだけでも登りたいと思ったが、天候が持つことを祈って飛行機移動の1日目に大雪山、2日目に十勝岳、3日目にトムラウシとした。天候によっては十勝岳を諦める必要があった。
- 行程は1日余裕を見て4泊5日とした。
- 日産ノートが燃費22km/ℓ。北海道だからとは言えe-power地味にすごい。
山行記録
Day1:旭川空港~大雪山
- 11:50 旭岳ロープウェー姿見駅
- 13:40 旭岳山頂
- 15:15 旭岳ロープウェー姿見駅
Day2:十勝岳
- 09:20 十勝岳望岳台シェルター
- 12:15 十勝岳山頂
- 15:15 十勝岳望岳台シェルター
Day3:トムラウシ
- 06:20 短縮登山道より
- 12:00 トムラウシ山頂
- 17:00 短縮登山道へ
Day1(大雪山)
旭川空港から旭岳ロープウェーまでバスで移動する。縦走の荷物だとバス移動とか大変かもしれない。
11:20 旭岳ロープウェー
早速、ガス缶が売っていた。
帰りにロープウェーからバスへの乗り換えが数分しかなかったが、腕時計を正確に合わせてなく5分くらい余裕があると思ってしまい結局間に合わなかった。ここで1時間以上時間を潰す羽目に。
観光地のような山なのでハイキングのような感じで登る。
北海道ではトータル800km走行、燃費は22km/ℓ。これはすごい。
荷物はロッカーに入れる。
11:50 姿見駅から山頂を目指す
やや雲が多い。
13:40 旭岳山頂
1000万年前の崩落について
15:15 ロープウェー姿見駅まで戻る。
旭川ではGoToEAT地域版でおもてなしクーポンを配っていた。加盟宿泊店に泊まるともらえるのでお得。しかもGoToTravelで宿も安くなったし、1ヵ月早ければバスも割引されていたハズ。
500円x4枚。旭川駅のショッピングモールで夕飯にすべて豪勢に使う。
Day2(十勝岳)
まず朝からレンタカーを借りる。
どこでレンタカーを借りるかも出発直前まで悩んで飛行機に乗る当日の深夜に縦走を諦めてからレンタカーの予約を始めた結果、オリックスとか全部借りられていたので焦った。日を跨ぐ前に確認したときは空いていたようだったが。。レンタカー.comか何かで手あたり次第調べた結果、日産レンタカーに空きがあり助かる。しかもコンパクトカーが空いていた。良かった。
日産 ノート(?)。
e-powerはモータードライブでエンジンはオルタネート用にしか使わないのが特長。回生制動でバッテリーを充電するためエンジンを使うことも少ない。加速もストレスなく結構よい車。
日産ノート
最後は空港近くに返却。朝早くに借りて夕方遅くに返して対応されたご担当者様にはありがとうございました。
こちらもハイキングコースのような登山。
小雨が降っているが晴れることに期待して登山開始。
800km走ったのは三毛別まで行ったせい。
十勝岳、トムラウシだけならそんなに走らない。
09:20 十勝岳望岳台シェルター到着
ここも観光地ならでは、綺麗な建物。中も広い。
十勝岳避難小屋
12:15 十勝岳山頂
岩が崩れるのか?
15:15 シェルターまで戻ってきて休憩。
明日はいよいよトムラウシ。
トムラウシに行くには皮肉にも山が邪魔なので、ぐるっと東に回り込む必要がある。今日は旭川を離れて十勝に泊まる(十勝である必要はないが折角なので十勝にした。最寄り駅は帯広。
こちらはGoToEATのキャンペーンはやって無さそう。
Day3(トムラウシ)
トムラウシ短縮登山口に向かう。悪路だが祖母山に比べれば全然マシ。
短縮登山道へ
登山道へ(右)でよいのかな。
短縮登山道と書いておいてほしいが。
左へ
短縮登山口に到着。
小雨が降っていて車もほとんど停まってない。
上はレインウェア、下は撥水パンツ。ザックカバーは雨がひどくなったら使う予定。
泥だらけになるのでゲイター装着。
後で下もレインウェアに着替える必要が出てきたらもうドロドロなので最悪。。
06:20 登山開始。
泥濘が多い。
10:00 前トム平
このハイマツやコケの一帯で道が分からなくなる。複数道がありそうだが。
全然人も居ないのでしばらく正しい道を探す。
もうこの辺りは別世界のような光景が広がる。
日本ではないというより日常にないというか、動物や神とかそんな人と無縁な世界に感じられる。生きていけないというより、熊に襲われて死んでも自然の摂理なのでしょうがないといった感じ。
正解は左手に向かって進み降りていくので合っていた。
ちょうど下の方からこちらに向かっている登山者が小さく見えた。
黄色いウエアの女性だった。いったい何時に登り始めたのだろうか。
やっと山頂へ到着。結構大変な距離だった。
折角だからしばらく景色を眺める。先に到着していた登山者が2名いた。
こっちが見える方に降りていくので正解。
この後の岩場でも迷ったが、左下に降りる道があった。
ちょうどそのころ、黄色のウェアとすれ違い、道が分かった。
10:40 トムラウシ公園
平地になるので少し落ち着ける。
11:30 携帯トイレブースの案内。
携帯トイレを使うときの仕切りがある、というだけだと思う。
12:00 トムラウシ山頂
途中ですれ違った人とこの2人、合計3人しか会わなかった。
この後、奇跡的にというか、晴れる!
誰かがラピュタのようだと言ったが本当に雲の上の別世界だった。写真じゃわからないが、霞んだ空気のせいなのか、何かが違う。
晴れたおかげで周りがよく見渡せた。
帰路につく。
今日はまた、旭川に宿泊。
晴れたおかげで周りがよく見渡せた。
帰路につく。
リスがいた。
動物の世界
ガレ場
どこに熊がいても不思議ではない
17:00 登山口まで戻ってきた
駐車場でゲイターを洗ったりしていたら、ベンツSLが現れた。
このドロドロで水たまりだらけでぐわんぐわん車が傾くような悪路をベンツで来るのか。しかもデカい。
女性が1人降りてきて登山道を覗いたりしてるので、山頂で会った2人の迎えに来たのならまだであることを伝えようと思ったが、明日登るので下見に来たのだそうで、下見に来ることにも驚く。北海道は広い。
2,000円のおもてなしクーポンはお得。
明日、ラーメン博物館でたくさんラーメンを食べよう!
資料館から更に30分くらい車で移動。
Day4(おまけ:三毛別)
1日余裕を見ていたので、せっかくだから三毛別に向かう。
今日の予定は三毛別から旭川動物園、そしてラーメン村だったが、動物園は最終入場時間までに間に合わなかった。
まず苫前町郷土資料館へ。
熊の剥製。
三毛別の熊を倒した時の写真。
三毛別の現場へ。
案内図を見るといろいろ見どころがありそうな気がするが、気がするだけ。
よくみんなが上げているヤツ。
しかし、何故か折角だから見に来てしまう。
意味もなく、留萌の道の駅に立ち寄る。
そんなことをしていたため動物園に間に合わなくなる。。
Day4(おまけ:旭川ラーメン村)
旭川ラーメン村でラーメンをたくさん食べるぞ!と思っていたが、そもそも1杯食べれば満足なところ、何故2杯も食べようと思ってしまったのか。。
青葉や山頭火は有名なので折角だから食べたことのないラーメンを食べることにした。
これはしょっぱかったな。