2018年1月13日土曜日

灯油ポンプの給油スピードが遅いので改良してみた


灯油ポンプの給油スピードが遅いので改良してみた


なぜ改良が必要だったか


電動式の灯油ポンプは乾電池で動作するものがほとんど。

乾電池が新しいうちは給油スピードも速いが、使っていくうちに電池が消耗して給油スピードも遅くなってしまう。

特に寒いと電池の能力の低下は著しい。

単一電池あるいは単二電池なら容量が多いのでそれほど気にならないかもしれない。
しかし単三電池だと顕著。

電池がもったいないが遅くなってきたら交換するのが手っ取り早いがエコではない。

エネループみたいな充電池を使えばエコではあるが、エネループは満充電でも電圧が低いのでそもそも遅い。

  • アルカリ、マンガンなどの乾電池:1.5V
  • エネループなどの充電池:1.2V

 ※充電池だと満充電していてもパワー不足


最初から単一あるいは単二電池で動作する給油ポンプを買えばよいのだが。

  • 単三電池モデルの灯油ポンプの方が(ちょっと)安い
  • 単一、単二電池はほとんど使わないので出来れば単三のほうがよい

といった理由で単三の灯油ポンプを買ってしまったりする。


きっと単三電池を3本使えるように改良すればうまくいくはずである。
が、充電も面倒ではある。

どう改良したか

注意:何か問題があっても自己責任です。

今回改良した灯油ポンプ(単三電池 2本直列使用)

工進 EP-305

灯油ポンプは単三電池を2本直列にしてモータを回しているので、モータの入力電圧は1.5Vx2=3V。

携帯の充電器の出力はだいたい5V。おそらくこれくらいの電圧ならモータは壊れないし、電圧が高いぶんモータの出力も上がる(=給油スピードがあがる)。

そこで、USBケーブルを乾電池の金具に半田付けして、USB給電によりモータの電源を確保することにした。



必要なもの
  • USBケーブル
  • 携帯用充電器、あるいはモバイルバッテリー



作り方

見てのとおりだが、USBケーブルを乾電池の金具に半田付けしている。

結線は絵のとおり、赤を乾電池の+側、黒を-側に接続するだけ。
緑と白は使わないので切ってしまってよい。

単三電池はイメージで書いた。
USB給電するなら電池を入れてはダメ。

細かいが、
乾電池でも使えるように乾電池のスペースは残しておいた。
電池ケースのフタに穴を開けて配線を先に通しておくこと。

USB給電のため電源側は汎用性が高い。
例えばいらないモバイルバッテリーでも動くと思う(未確認)。

結果

驚くほど早くなった。ストレスがない。


USB延長ケーブルかOAタップを灯油ポリタンクの近くまで引くのが面倒なので、モバイルバッテリーを使った方が更に楽かもしれない。近くに電源があれば気にならない。





2 件のコメント:

  1. 俺もそれやろうと思ってて勇気をもらえた。ありがとう!

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  2. 作ってみたけどモバイルバッテリーではなぜか動きませんでした。
    グ、グ、グとか音はするけど力が弱すぎて回せない。
    手持ちのモバイルバッテリーが脆弱なだけかもしれない。
    USB充電器で駆動したら動きましたがコードの引き回しが面倒なので結局外しちゃいました。

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