阿蘇山
2016年の熊本地震の爪痕がまだ残っているとは知らず、、仙酔峡から登る人は参考になれば。
おおまかなルート
行きは間違えて火口東へ(図の右ルート)
帰りは仙酔尾根へ(図の左ルート)
とりあえず重要な点だけ、まとめ。
- 火口西側はおそらく登れない。
- 仙酔峡は工事交通規制がかかり本来の駐車場まで車で行けない。路駐になるので駐車スペースが狭い。
- 仙酔尾根は駐車場左手から。
- ススキがすごい。長袖、長ズボンが望ましい。
- 藪の中は足元が見えにくい。夕暮れや雨、雨上がりは自重したほうがよい。
- いい山でした。
前日、被災状況を初めて把握
ロープウェイで火山西駅から登ろうと思っていたが、よくみるとロープウェイのホームページの上方に3行程度、運休しているとの記載。
いつも使っているGoogleマップで道を調べていたが、Yahooナビで道路情報を表示すると阿蘇山の西側はほぼ通行止め状態。
阿蘇山は西側からは登れなさそう。というか近づけない。
前日夜中、仙酔峡から登ることに急きょ変更。
仙酔峡、現状(2017夏)
復旧工事のため、途中立ち入り制限がされている。
もう少し奥まで車で行く。
07:30 ついに立ち入り禁止、車はここまで。
復旧工事のため車ではここが限界。
道路脇の空き地に駐車。
10台も停められない。
電線が切れている。
道が崩れている。
更に崩れている。
右側が少し残っているので、足早に通り過ぎる。
遠くからもよく見えた建物。
08:00 仙酔峡ロープウェイ乗り場に到着
ロープウェイは運休しています。
この駐車場で道が2手に分かれる(とは。。)
正面の建物の左が仙酔尾根ルート
右がロープウェイと同じ火口東ルート
建物は閉鎖。
トイレの扉は開いたが、虫だらけですぐに閉めてしまった。
火山ガスに注意を!
看板がよく目を引くので、この道以外にルートがあるとは思わず火口東に向けて登り始めてしまう。
「至、中岳、高岳」の標識
小川を越えるが水量は2,3cm程度と少なかった。
08:14 400m移動。
左手にルート、行き止まり。
ロープウェイのワイヤは何本も切れている。
お金がかかるだろう。もう2度と復旧しない気がする。
本当はあっちではないかと薄々気が付いている。
しかし左側への道は意識して見ていたがなかったはず。
ボロボロ
中に入ってみようとは思わなかった。
展望台を目指す。
09:05 第?火口
火口。
道はボロボロだが登山道としてなら問題ない。
中岳へのルート
噴煙
風上のため問題ない。
中岳へ向かう。
通ってきた道のり。
通ってきた道のり2。
通ってきた道のり3。
道迷い遭難なんか起きそうにないくらいわかりやすい。
右上が中岳
中岳からおそよ800mで高岳。
10:05 高岳 1,592m
割れている。
展望
10:22 本来の仙酔尾根ルートを使って下山。
結構な高度感。
急なくだり。
建物が目印。無かったら迷いそうだが。
道は険しい。
右へ→が向いているが、左を通った。
11:45 あと1km
1kmもあるかな
12:00 まさかの藪。半袖できたことを後悔。足元に水が溜まっている。
確かに駐車場から見た時もこんな感じではあったが。。
しばらく、藪との格闘のため写真ナシ。
かき分けて歩くので腕は擦り傷だらけになるし、笹のような葉だと細かい毛が刺さるので後でカブレると思ったが、ススキだったのだろうか。腕は無事だった。
場所によっては1m近く深く抉れた道を歩いたので、藪の根元が顔の近くにあるようだった。
行きの途中で鹿を見た。藪の中で足を止めるとマダニなどに寄生されそうで余裕がなかった。
真昼なのに足元は藪で暗く見えない。周囲の光とのギャップで余計見えにくいようだ。
怖いのは暗い先が急激に落ち込んでいるところがあったことだ。
滑ったらどこまで落ちていくんだろうか、というようなスライダーのような道が藪の中にある。場所は深く抉れた道を越えて、左手に小さな高み(岩?)を越えてすぐ。
正面がスライダー、右もスライダー。1mくらい戻って小さな高み(岩?)を回るように左へ少し登るのが正解。
おそらく、藪が無ければなんてことのない分かれ道だったと思う。
すべての道が同じ場所に通じていると思う。
スライダーというのも大げさなのかもしれないが、大げさじゃないかもしれない。
藪を抜けて振り返って写真を撮った。
こんな感じでいくつも分岐がある。
登るときも大変そうだ。
「小さな高み」はおそらく右上の高みのこと。
写真を撮った位置(上方を撮影)
ちなみにルート
階段を下りてきたところ
本来は橋を通るが、川からも行けそうではある。
このゲートを越えると川がある。
川
滑りやすいかもしれない。
岩は固いので危ない。
前方に本来渡る橋。
通らなかったが、右手に配管が伸びていて、この配管と同じルートで駐車場に出れる。
少し落差がある。
配管に沿って写真左手を歩けば駐車場に出れそう。
危ないので橋を渡ることにした。
振り返って撮影。
登りの時は橋を渡ってわかり易い道を通って行くが、途中にあるこの正面の道のなさそうな道を進んでいくと早いと思う。
簡単に言うと「小さな高み」に向かって歩けばよい。
振り返って撮影。
橋を渡るとすぐに草むらのような道になる。
12:30 駐車場へ到着
これが仙酔尾根へのルート。
分かり易いが駐車場も広く、見落としていた。
(橋の先に道があるように見えないが)
建物の左手に川へと通じる道。
ここから川に降りられそう。
橋を使わずにさっきのゲートから登るなら、ここを降りて川を歩いて行く。
おそらくゲートまで50mとちょっと。
川の左手に行けそうになったら左手を注視していれば道がわかる。
川から出て15mくらいあがったところにゲートが見えてくると思う。