2015年8月2日日曜日

auから楽天モバイルにMNPした結果

10年以上続けていたauからMNP転出


スマホに替えてから通信にかかる費用負担が大きくなった。

自宅の光(NTT-OCN)に加え、家族3人がスマホを使っていると、これだけで3万近くになるのは大きい。

MVNOはかなり前からIIJやイオン、B-mobileなどがサービスしていたことは知っていたが、auの端末はつかえないのでSIMフリーの端末を買うしかなく、これが高いためになかなか始めづらかった。

もう1つはキャリアのメールアドレスが使えなくなる点。
SMSが使えればたいていの連絡はつくのだが、一斉に送れないデメリットがある。
LINEなどを使えば解決するが、LINEは嫌いなので導入していない。
このためメールはいまだに重要だった。

別にキャリアのメールアドレスでなくてもgmailでよいのではないか。と考えられなくもないのだが、フリーメールのためスパムが蔓延り、スマホ側で「キャリアのドメイン以外からは受信しない」設定をしている人も多いと思う。
このような仲間にはスパムフィルタを書き換えて許可してもらう必要があり、その手間を考えると踏み出しにくかった。gmailが使いづらいというのも我慢しなければならないところだった。



転機


2年縛り、しかも解約金が発生しないで切り替え可能な期間は1ヶ月のみ、というあまりにもひどい契約を1度は更新したものの、次回更新はしたくなかった。

違約金の金額自体も痛いのだが、違約金と言えばこちらが約束を反故したために罰金のように払わなければならないものだと思う。自動更新で2年縛りされ、あげくに約束を守らないあなたが悪いというのはヒドくはないだろうか。何か悪いことをした感じにさせられるのが不服である。

3万か4万かで買ったスマホは昔の機種に比べて非常に安定していて不便はない。
まだまだ使いたい気持ちもあり、auをやめて新たに端末を買うのはもったいない気もしていた。
スマホの割賦払いも終わるので、その費用が無くなれば負担も下がるのではないか・・。
と思っていた。

しかし、どうやらスマホ購入時についた割引特典も2年で消えてしまうため、割賦払いが終了してもそれほど費用は下がらないらしい。もし「実質0円」などで購入した人は、それこそ全く費用が下がらないのではないか。



  まとめ
  • 割賦割が終わっても月額費用が変わらない?
  • 2年縛り、このタイミングを逃すとまた2年後。
  • 最近、SIMフリーのスマホが安くなってきた!
  • キャリアのメールアドレスが使えない、これは割り切るしかない。

MVNOの検討


auのスマホを持っているので、auのキャリアを使ったMVNO業者に移れば、スマホを買う必要がない(対応するスマホは確認する必要があるが)。
au系だとUQ-Mobileとmineoの2社があり、両方を調べてみた。
しかしこの2社とも3Gでのデータ通信が出来ないことがわかった。
今でもたまに3Gで通信していることもあるので、これは痛い。選択から外した。

そうするとdocomo系のMVNOになるのだが、最近業界一安いというDMMと、価格的にあまり差の無い楽天に絞って検討することにした。

DMMはSIMを3枚までシェアできて、かつ通信量を繰り越せるという使い方ができる。
これはよいと思ったが、やはり個人が通信量を管理すべきなので楽天にすることにした。

DMMという響きもどうかというのと、楽天会員でもあることが決めてとなった。

MVNOは速度が出ないという話もある。
特に昼の12:00後半が顕著のようだ。
これは諦めるしかないと判断した。

なお、時間帯別の速度に関してはNifMoが一番安定しているような記事が出ていた。
ただこれも今後の情勢によってコロコロと変わっていくのだと思う。



MNP転出準備


MNP転出には予約番号が必要になる。
auに行くか、電話で予約番号を発行してもらう。

予約番号の期限は15日。この期間に転出をしなければ予約番号は無効となり、また必要になったときに取り直すことになる。

予約番号の発行は特に費用は発生しないので、別に何度してもよいのだが、割と面倒である。

電話で試してみたところ、自動アナウンスで10分くらいかかると脅されたが、本当に10分程度かかった。時間のあるときにやっておくべきだと思った(電話は無料)。

auに登録している暗証番号が必要となるのでこれを覚えていれば特に問題なく予約番号を振り出してくれる。一応メモできるようにしておくべきだが、後からSMSで送られてくる。

なお、MNP転出が完了するまでには、MNP転入側(今回で言えば楽天)で本人確認やSIMの発送、届いてからのスマホ側の設定などに時間がかかる。
予約番号の15日という期限は実はあまり余裕はなく、番号を取得したらなるべく早く次の契約を進める必要がある

そのほかの注意事項としては、

  • キャリアメールが使えなくなるので、次のメールアドレスが決まっているのであればキャリアメールが使えるうちに伝えておくこと
  • 今持っているauのポイントが消えてしまうので、消費するか誰かにあげること。walletにまとめてwalletを誰かに送るのがよいと思う。
  • 割賦で買ったスマホの清算がまだの場合は念のためしておくこと。考えすぎかもしれないが、解約と同時に何かしらの割引サービスが消えてしまい、清算額が高くなるとイヤなので。
  • 今まで有料で購入したコンテンツやアプリが使えなくなる可能性を考えておくこと。
  • 家族割りなどがなくなること
  • おサイフ携帯が引き継げないのであれば使い切るなりしておくこと

失敗談の追記(2015/10/18)
auのLTEフラット契約は月割で解約できないため、私のように3日にauを解約した場合でも1ヶ月分請求される。そしてテザリングの2年間の割引も消えているため500円請求される。
これを防ぐためには解約前の月にLTEフラットとテザリングを停止するか、心残りないくらい使い切ってから解約するかのどちらかとなる。


楽天モバイルとの契約


MVNOは店舗を持っているところがあまり無い。
楽天はかろうじて都市部に店舗を持つ。
何かあったら駆け込めるというのはひとつの安心だと思う。

今回はその場で契約、端末の持ち帰りが可能となった渋谷の楽天カフェに行ってみることにした。
しかし、カフェの一角に3つ程度のオペレータ窓口があるだけで、一応待ち時間を聞いたものの4時間待ち・・。今回は諦めてネットで申し込むことにした。
朝イチで行くべきだったのかもしれない。なお、カフェなので店舗内でアイスコーヒーでも飲みながら優雅に待つというのもアリだと思う。まずは空いている席を見つけるところから始めるのだが。

ネットでの申し込みはそれほど難しいことはない。
本人確認のための免許か健康保険証を写真で撮ってアップロードしたり、先ほど入手したMNP転出の予約番号を入力する必要がある。
楽天の会員だとクレジットカードの入力や住所の入力などは全て省略できるのでとても楽に感じる。

なお、申し込み前に割引やサービスなどのクーポンを確認しておくこと。
楽天はエントリー制なので、10,000円分のポイント付加と書いてっても、エントリーしていなければ貰えない可能性が高い。

ネットで申し込んで気が付いたこと。
SIMカードと端末が手元に届いてからAPN設定をして利用開始なので、APN設定をするまではauを使えると思っていた。実際は申し込み手続きが完了するとauは使えなくなってしまう

当然、電話、ネット、メールが使えなくなる。
NFCは生きているのでEdyは継続して利用可能。ただネットを使ったチャージは不可能。

SIMカードと新しいスマホが届いたら

APN設定などを記載したカードが添えられていたが全て設定済みだったので、SIMを挿すだけで使うことができた。

つまり特別なことは何もない。


格安スマホのケースを売っている店は少ないかもしれないので、手元に届く前にどこで売っているかぐらいは確認しておいたほうがよいかもしれない。
秋葉原のヨドバシカメラには格安スマホ用のコーナーがあった。


なお購入した格安スマホはASUS Zenfone2 (ZE551ML)


バッテリー3,000mA
無線は802.11ac対応
カメラもなかなか良かった。

バッテリーの消費が思いのほか早い。
省電力の設定をすれば改善するかもしれないが、感覚的には2,300mAとかと同程度の持ち具合。IntelCPUの消費電力が高いのだろうか。

 追記:待機アプリの活動とディスプレイ照明の輝度調整でかなり改善。
     照明は「オートの輝度に対して30%」といったような設定ができてよい。


直前までHUAWEI(ファーウェイ) P8liteを考えていたが、仕様をよく見ると無線が802.11aに対応していない。いまどき珍しい。危なく買うところだった。






もしスマホが壊れたら


docomoやauなどは店舗に持ち込めば代替機を貸してもらえて、最悪でも電話は使えるという利点があったが、MVNOではそうは行かない。

新規購入時に月額850円とかでスマホの保証をつけることも出来るようだ。
ちょっと高い気がするし、そうそう壊さないので入らないことにした。

割り切りだが、壊れたら新しいスマホを買う心積もりでいる。
2年使い続けられたら機種変して、古いスマホは代替機としてとっておけば一番効率が良いと思う。











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