2013年12月16日月曜日

登山にヒートテックは使えるか試してみた

登山にヒートテック



11月に雲取山(標高2,000m)に登った際に、ヒートテックを着ていった。



山用の長袖のインナーを買うつもりでお店を何件か見て回ったが、期待したほど安くなっていなかったので断念。

帰りの途中でユニクロに寄ってみたら、意外と使えそうなので購入したのがきっかけ。


使えそうと思ったのは山用と同じような機能が謳われていたためである。

・化繊素材

・吸汗速乾

・消臭

・抗菌

・ストレッチ

・静電気防止



UVカットがないぐらいで山で使うのに必要な機能はありそうに見える。
今回は冬なのでUVカットも気にはならない。



使った感想はまったく問題なかった。


ヒートテックとしての暖かさもあったのかもしれないが比較対象がないので不明。

1泊2日でずっと着ていたが、匂いもしないし汗でビチャビチャになるといった事もなかった。
ただ、11月だったので換気すれば汗は早く引いたし、もとからそんなに匂わない(本人には分からないだけかもしれないが)ので参考までだが。

耐久性に問題があるかもしれないが、そもそも安いので気にすることではない。
山用の服を買う値段があれば2,3着は買えると思う。


ということで、低山のトレッキング、ハイキングといったレベルであれば全く問題ないと思う。

カラーも少しは選べる(ユニクロHPより)


雲取山 反省会

雲取山 反省会



事前のルート確認不足


朝から寝坊、バスの本数が少ないといった問題で登山開始が大幅に遅れた。
せっかく来たのだからという思いで、記憶とネット情報を頼りにより短時間で頂上に到達できるルートに変更をしたが、事前に調べたルート以外の情報は皆無だったので苦労した。
・登山口がわからない
・コースタイムがわからない
・案内板に書かれた行き先とそこまでの距離がわからない

このため、ひたすら頂上を目指した。


登山口がわからない

地図は持っていたが標識にあるような細かい地名の記載はない。


片道行程10km、高低差約1500m


普通の山道であれば3kmを1時間とするとだいたい3.5時間ぐらい。
途中の休憩も入れれば余裕をみて5時間くらいと予測できる。

ただ今回は、コースが景色の変化に乏しかったり、コースタイムの分からない不安、足を休める場所の少なさ等のためか、とても疲れたし時間もかかった。

序盤は景色に変化が少なく、休憩もしずらい


ザックの重量


11月の2000m級の山ということで、夏に比べればザックの重量が増した。
せっかくだから山で自炊しようとした事も大きく影響した。

自炊のための水は2ℓ用意したが、これは本来重量が重いので背中側に配置するべきであった。今回は気にもせずザックの最下部に入れてしまったが、5時間近くの行程では影響もバカにはならないと思う。

餅は小分けして持っていった。チョコは忘れた・・。
このほか、自炊のためにガス類、コッヘルも用意した。


アイゼンの準備


今回は持っていくつもりでネットで注文したが間に合わなかったためキャンセルした。

結果的には使わなくても大丈夫であったが、まさか巻き道(迂回ルート)側が日陰のために雪が積もっているとは思わなかった。

徐々に雪が多くなっていくと、進むのが厳しくなったときは既に戻るのも厳しい可能性があり、進み続けるための道具は準備しておくべきだと思われる。

また、仮に少しでも滑落したとすると、そこから這い上がるのはより困難なはずである。

このくらいならゴム底でも大丈夫だが先行き不安である。
冷蔵庫のような冷気で、ここでケガしてはいけないと思える。


ウェアを汚す


山荘で食事をいただいた。が、まさか生卵をこぼしてしまい、ひざの上にのせていたフリースが1着ダメになってしまった。

山荘でフリースを洗うわけにもいかず、ただの荷物になってしまった。

それ以上に問題なのはフリースが1着ダメになってしまったということだった。

もしギリギリの用意だったら紙で拭いて着るしかなかったのかもしれない。ムリだが。

今回はフリース2着、ダウン1着を持っていっていたので救われた。
しかもダメになったフリースはユニ○ロのだったので精神的にも救われた。
他のフリースだったら値段で10倍、ダウンだったら20倍はするので。
(汚れたフリースは家に帰って洗ってちゃんと使っている)


撥水性のあるウェアは「汚れに強い」と書いてある。
今まで気にしなかったが、とても重要な事だと思った。

「汚れてもいい安いもの」ではなく「高くても汚れないもの」を選ぶのが重要である。


2013年12月1日日曜日

雲取山に登る(下り)

雲取山


2日目(下り)


 
04:30

そっと起きて山荘で朝食を摂る。

朝食でフリースを汚してしまった・・。これで1日フリースが使えなくなった。

食事でウェアを汚さないようにすることは意外と重要だと感じた。

今回は、フリースはもう1着、更にダウンも1着あったので問題にはならなかった。


05:40

お水を分けてもらい出発。

山頂は山荘からすぐ前の道を登るとたどり着く。

服装は、
 トップス:アウター、フリース、長袖シャツ、インナー
 ボトム :ズボン、タイツ
 グローブ:レイングローブ(防水)、化繊グローブ
  +バラクラバ、ヘッドライト



06:10

山頂到着
 
 
06:18
御来光


山頂にいたみなさん。
 
遠くに富士山。

行きと同じ道を辿るならここから下山。
スマホの性能のせいか金星のようだ。見たことないが。

雲取山非難小屋。
ずいぶん立派な造りだった。
中には入らなかったが宿泊・休憩できるようだ。

見えにくいが三条ノ湯は右と書いてある。

三条ノ湯のルート

林間をひたすら歩く。

06:59
三条ダルミ。
三条ノ湯には、やや左前方へ進む。

三条ノ湯は左側のルート。

07:43
こんな感じの道のり①

こんな感じの道のり②

こんな感じの道のり③
 
08:09
三条ダルミから約1時間。
やっと休憩できそうな場所に出る。
カゼが強い日だと休憩は難しいかもしれない。



08:37
三条ノ湯が見えてきた


08:46
三条ノ湯到着。
頂上からは約2時間20分くらいか。
 

トイレ(有料)



テントがいくつか見える。

ルートとおおよその時間。
 
 
少し休憩をしながらルートを検討。
 
丹波を目指していたが、サオラ峠を越える必要があるようだ。
 
サオラ峠まで2時間、丹波までは更に1時間。長い。
 
一方、お祭までは2時間30分。
 
あまり時間に差はないが、峠を越えるよりは楽だと思い、お祭を目指す。
 
丹波よりはお祭の方が奥多摩に近いというのもよい。
 
 
 
お祭を目指すので、・・左下、川の方へ。
この標識は倒れていて困る。

09:08
今渡ってきた橋。




09:28



09:30

09:31
ここまでが山のようだ。
ちょうど猟師が山に入っていくところだった。
 
ここから先は延々と林道を行く。
 
案内板の表示が正しければ2時間は歩くことになる。
 
どちらかというとバス停と登山口の間の徒歩での移動といった感じ。




またいつか来たときには工事は終わってるかもしれない。

これが崩壊地だろうか。

11:00
林道が終わった。
振り返って撮った写真。

11:12

11:31
やっと一般道が見えてきた

もう少しで一般道と合流

一般道側から見たお祭の登山口。
登山口とは言え、まるで一般道。

11:30に一般道と合流した。

山頂が06:30とすると、5時間。

休憩したとは言え、かなり時間がかかっている。

一般道から最寄のバス停がどっちか分からなかったが、とりあえず奥多摩方面へ左手(上り)に向かう。

程なくして食事・休憩・宿泊の出来るお店とバス停を発見。

11:36
お祭バス停到着。
 
次の発射時刻は14:28分・・?
 
あと3時間も待つのだろうか。
 
その前のバスは10:48分。あと50分早く下りていれば間に合ったようだ。ムリだが。


やることもないし、仕方ないので奥多摩方面へひたすら歩く。

もしかしたらバスの本数も増えるかもしれない。

バスの本数が増えるかは調べれば分かることだが、調べてもしょうがない。



11:58
所畑バス停
バスの本数は変わらず。
 
12:16
鴨沢バス停
ついにここまで歩いて来てしまった。
ここもバスの本数変わらず。

奥多摩湖まで行けば増えるのだろう。

ただ、奥多摩湖まで歩く時間とバスが来る時間はほぼ同じようだ。

ヒマだから歩き続ける。


13:10頃
中奥多摩湖バス停
ここでもバスの本数変わらず。
食事と休憩が出来そうだったのでここで待つことにする。




まさかこんなにバスの本数が少ないとは誰のブログにも書いていなかった。

丹波で温泉に入っておけばちょうどよかったように思える。


以下Google画像

中奥多摩湖バス停
写真中央

食事したところ。

お祭から中奥多摩湖までは4.7km
車が通り危険なので歩かないほうがよい。
 

あとはバスに乗って、無事帰宅。