2016年10月23日日曜日

技術士 情報工学 専門 平成24年 Ⅳ-19

設問


2点間でTCPを用いてデータ転送をする。2Gppsの帯域をもつ通信回路において往復の遅延が500マイクロ秒、TCPのウィンドウサイズを50KBとするとき、1秒あたりのデータ転送量の上限値に近い値はどれか。

  1.  25MB
  2.  50MB
  3.  100MB
  4.  250MB
  5.  500MB



解説



「往復の遅延」という言葉を、「行き」と「戻り」のそれぞれの遅延(=レイテンシ)と勘違いすると混乱する。

往復の時間は図のように、ウィンドウサイズ分を送信して受け取ったという信号が戻ってくるまでをいう。

このため、設問は次のように読み替えられる。


50KBを送るのに500μsecかかる場合、1秒で送れるデータ量は?


帯域は関係ないことがわかる。


答え


50KB × 1 / 500μsec = 50KB / 0.5msec = 100MB/sec

③ 100MB




0 件のコメント:

コメントを投稿