日立 Wooo UTシリーズ 電源が入らないのでファン交換
電源が入らない症状が出た。
ファン交換で直ったのでその対応についてメモ。
症状
症状は電源が突然落ちてしまい、リモコンで起動すると再び見れるが、しばらくするとまた電源が落ちてしまうという状況。
そのうちまったく見れなくなるが、しばらく時間を空ければまた見れる。
見れなくなる前に、普段うるさい本体側のファンが突然静かになる。
おそらくファンの故障が原因と推測。
本体の分解
分解の順序をまとめた。最低限必要な工具はプラスドライバとラジオペンチ。
1.天板を外す
まず本体の天板を外す。
背面のネジを外して手前にスライドするだけで外れる。
2.側板を外す
次に側板を外す。
これも手前にスライドすれば外れる。
側板は突起で底板と噛み合わされている
3.上のカバーを外す
外すべきネジの位置はカバーに矢印で書かれている
ネジを外したら上に持ち上げればカバーは外れる
4.正面の化粧カバーを外す
上と左右にはめ込みがあるのでそれを外して引けば外れる
5.ハードディスクを外す
中央に2つ、側面に2つあるネジを外す
シリアルATAのケーブルとハードディスクの電源ケーブルを外す
6.底板を外して裏側のカバーを外す
底板は左右のネジ1本づつを外した後に背面側にスライドすれば外れる
裏側のカバーは裏に見えているネジ類全てと左右のネジを外せば外れる
カバーはまっすぐ抜かないとLAN端子用の基盤等が本体の基盤から抜ける。
最後に抜けがないか確認すること。
カバーにはファンの電源(写真左側)と本体電源(写真右側)のケーブルが接続されているのでラジオペンチなどを使って抜く必要がある。
これでファンが交換できるようになる。
ファンは上下2本のネジで止まっている。
おそらく下のネジを外したままにしておけば、次回からは「5」の工程でハードディスクを外すまで行えばファンを交換可能だと思う。
以下、参考画像
底板のカバーを外したところ。
溝に噛み合わせて止めているだけ。
底板を外すのに基盤のネジは全く外す必要はない。
問題のファン
nmb-mat 7 2106kl-04w-b39
おそらく「52角 NMB ミネベア DC軸流ファンモータ 」と思う。
52mm角のため量販店ではどこにも売っていなかった。
日立のサポートにお願いしないと入手は難しそう。
コードは3本。基盤上、左から黒白赤。
3本の理由は回転のパルスを拾っているためと思われる。
今回このパルスが無くなってファン停止による電源断が発生した。
ファンの交換用部品
600円。安い。
UT32-HV700B (118)