2014年11月9日日曜日

山でテント泊をする準備

テント泊に必要なものは?


想定する利用シーンは厳冬期を除くシーズン、つまり過剰な寒さ対策はしないものの、そこそこ我慢できるぐらいの装備は揃えたい。


たとえば、テント外は-10℃、テント内は-5℃くらいの状況下で多少困る程度なら許容できるのではないかと思う。そんな装備を目指すことにする。

テント泊で直接的に必要なものは、テント、フットプリント、マット、シュラフ、シュラフカバーなど。


必要なもの 予算
テント
50,000
フットプリント 5,000
マット 5,000
シュラフ 30,000
シュラフカバー 10,000
 合 計 100,000


ざっと10万くらいはかかりそうである。

一度に揃えるにはハードルが高い。



ということで安いものを見つけてはいろいろと買い足していく事にした。

以下、買った順に紹介。



マット



マットから先に買うとは思わなかったが、安売りされていたのでマットを買った。

本当に安いのかは分からない。好日山荘で120mm~180mmまで5,000円くらいで売っていた。


いろいろな人の意見を読むと、マットは半身あれば十分、足はザックに入れておけばよい、らしい。

このためサイズは120mmとした。

一方、値段が同じなのだから180mmが一番お得感があったとは思う。




MAGIC MOUNTAIN Ultra Light120


セルフインフレータブルマットで、内蔵ウレタンフォームの復元力で勝手にふくらんでくれるタイプである。

エアマットは内部で空気の対流が起きてしまい、あまり暖かくはないと聞くが実際はどうなのだろうか。まだ使っていないので分からない。

ブログなどでは、

  • 地面とは5cm離れていたほうがよい
  • R値(熱抵抗値)の合計がを5を目安にすればよい

と言うことらしい。やはりこれ1枚では心もとないようだ。

寒い時期は、この下にサーマレスト(クローズドセルの)などを敷く必要があるのではないかと思える。


ダウンシュラフは背中側は潰れてロフトが無くなるので、地面からの底冷え対策はこのマットにかかっているらしい。

たかがマットと思っていたが、意外と重要な道具のようである。


シュラフ

イスカが圧倒的に好評価だったので、イスカのエア280X、頑張ってエア450Xを狙っていた。

しかし最近、エア630EXが出たためエア630Xが型落ちして安くなり、エア450Xよりも安く手に入る状況となった。


しかし、630Xというと収納サイズがかなり大きいし、ショートしか残っていなかったので諦めた。


そしてたまたま「さかいや」でドイターの安売りを見つけた。


ドイター アストロ-8


ドイターのシュラフはレビューがなくて分からない。

とりあえず、購入にあたりいくつかチェックしてみた。

  • ショルダーパット
  • 立体裁断(だと思う)
  • ジップチューブ
  • ドローコードは上下別々にコードがあり、調整の自由度は高そう。
  • 表面生地は撥水
  • ダウン量500g以上

問題ないように見える。


価格はモンベルの#3くらい。収納サイズはφ17x34cm、重さは1kg近い。

これで-8℃まで耐えられるのであれば良いのではないかと思い購入を決めた。

収納サイズや重さから考えると、この辺りが今自分が想定するテント泊でのシュラフの上限ではないかと思う。

これでも寒いときは、更に何か着る物を持っていくとか、シーツやカバー、マットなどを工夫して乗り切ることにする。


テント


ソロでテント泊を行う場合の必要な機能について考えた。

また、要件を満たすテントの種類をシングル、ダブル、ツェルト、フロアレス、シェルターなどから当てはめていった。


必要な機能 要件を満たすテント
雨に強い ダブルウォール
風に強い (製品による)
快適である 結露がしにくいのはダブルウォール
前室があるのはダブルウォール
軽い フロアレステント、シェルター、ツェルト
設営・撤収が楽 フロアレステント、シェルター、ツェルト
自立式のシングルウォール
インナーが連結されたダブルウォール



ダブルウォールが軽ければよいのだが、フロアレステントの軽さには敵わない。

フロアレステントが欲しくなってきたが、どうしても雨や快適さという面では不安が残る。

たとえばこんなフロアレステント。軽い、安い、不安。
Khufu Tyvek /  クフ・タイベック
420g 1人用 23,800円

そこで気がついた。

インナーが連結されたダブルウォールで、かつフライをフロアレステントのように利用できれば全ての条件が満たされる。

該当するテントをいくつかピックアップしてみた。


スノーピーク ファル2 (snow peak FAL2)

価格 39,000円(税抜)
サイズ w128×d205×h100cm
前室 40cm
収納 φ17×33cm
重量 1,705g
フライのみ 1,110g
備考 自立



ヒルバーグ アクト (HILLEBERG AKTO)

価格 60,000円(税抜)
サイズ d?~90×w220×h90cm
前室 75cm
収納 φ16.5×52cm
重量 1,200g
フライのみ ?g
備考 非自立



テラノバ レーザーコンペディション1 (TERRA-NOVA LASER Competition1)

価格 38,000円(税抜)
サイズ d62~93×w220×h95cm
前室 52cm
収納 φ12×40cm
重量 890g
フライのみ 530g
備考 非自立


これらは全てダブルウォールで前室があり、設営が楽なテントである。

ファル2は格好よいのだが、少し重いのでパス。

レーザーコンペディション1が軽いし安いのでこれに決めた。

※レーザーコンペディション1はPEAKSに「インナーがメッシュでないのにこの軽さ」と書いてあったので、初冬ならギリ使えるのではないかと思っていたが、なんとインナーの前室側上部はメッシュだった。海外の3シーズンモデルでかつULで、メッシュでないテントなんて珍しいと思っていたが、蓋を開けてみればメッシュでちょっとがっかり。



日本での取り扱い店がよく分からず、海外のサイト(campsaver.com)で注文をした。

少し安くなっていたのでグランドシートとセットで購入し$365.92(約41,000)だった。

ただし、関税などが3,200円余計にかかったが。

あと、ペグが貧弱なのでモンベルで150円くらいのアルミペグを10本買ってきた。





そのほかのテントでは、ステラリッジとかも良いと思う。

こちらもダブルウォールで前室があり、軽くて安い。

そのうえ、オプションでスノーフライもあるので4シーズン使える。


モンベル ステラリッジ テント 1型 (montbell StellaridgeTent1)

価格 35,143円(税抜)
サイズ w100×d200×h102cm
前室 55cm
収納 φ14×33cm(本体)
φ5×41cm(ポール)
重量 1,250g
フライのみ ?g
備考 自立


しかし、設営が楽かというと、一般的なダブルウォールのようにインナーを立てて、フライを被せて、といった工程が必要であり、暴風雨の中で一人で立てなければならないような時は少し不安である。


シュラフカバー

テントをダブルウォールにしたことと、シュラフの生地が撥水であることから、1泊程度なら買わなくても済むかと思っている。

(安売りもしてないし)


まとめ

購入したものをまとめた。


必要なもの 予算
テント
36,300
フットプリント 4,700
マット 5,100
シュラフ 25,400
シュラフカバー
 合 計 71,500


このままシュラフカバーを買わないで済めば、なんとか出費を抑えれたと言えそうだ。